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酒断った13歳少女ご難=4人で強姦後メッタ突き=「生きているのは奇跡」

ニッケイ新聞 2014年3月12日

マカパ州北部パコヴァル地区で2月7日未明、未成年者を含む4人の男性が13歳の少女を強姦後、少なくとも16回ナイフで刺して逃げるという事件が起きた。

被害者自身が「今もこうして生きているのは奇跡」と言う事件は、友人に誘われて行ったフェスタで加害者達に勧められた酒を断った事が原因で起きたようだ。

少女が加害者達に会ったのは6日の夜が初めてで、酒を飲むよう強要されたが断った後、腹を立てた男達に連れ出され、輪姦されたという。

男達の怒りは交互に輪姦しただけではおさまらず、箒の柄を性器に差込んで子宮損傷の大ケガをさせた上、ナイフでメッタ突きにするという形で暴行を繰り返した。

男達は少女を民家の庭に連れ込み、さらに暴行を加えようとしたが、少女が死んだ振りをしたため、4人とも現場を離れたという。男達の気配が消えた事を確認した少女は、数分待ってからその家の住人に助けを求め、救急病院に運ばれた。

子宮の回復手術も含め、2週間の入院を余儀なくされた少女は既に自宅に戻ったが、学校に行くのや友達と遊ぶのが大好きで、周囲の人達からも「いつも楽しそうにしている子」と見られていた少女の生活は180度変わり、テレビの前で過ごす事が多くなった。

「いつも朝5時に起きて学校に行くと意気込んでいた子なのに、今はそんなそぶりは見せなくなった。学校には行きたいんだけど、外に出るのが恥ずかしくってね」と言うのは祖母のアントニア・デ・ソウザさんだ。

変わってしまったのは生活のリズムだけではない。事件が起きるまでは勉強する事や遊ぶ事が楽しみだったという少女なのに、今の望みは、犯人達が全員牢屋に入っているのを見る事だという。

「正義が行われ、犯人が全員、永遠に牢屋につながれているのを見たい。(犯人が外に出てきたらと思うと)怖いし、犯人達を許せない。犯人達の顔を見たら、(事件の事を思い出して)泣き出してしまうに決まっている」と言う少女は、一日も早く事件の事を忘れたいと願っている。

警察は事件の翌日、未成年者1人を含む容疑者3人を逮捕。1人は行方をくらましているが、腹部に残る手術の痕や腕にある刺し傷を見せながら語る少女は、何気なく応じたフェスタへの誘いゆえに、表からは見て取れないほど大きくて深い傷を一生抱えて歩く事を余儀なくされてしまった。(11日付G1サイトより)