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PMDB=下院投票でも政府に反対=ペトロブラスのCPI設置=他の連立与党3党も追随=大臣数や知事選に影響か

ニッケイ新聞 2014年3月13日
11日の下院で可決を喜ぶ下議たち(Valter Campanato/Agencia Brasil)
11日の下院で可決を喜ぶ下議たち(Valter Campanato/Agencia Brasil)

先週から表面化した民主運動党(PMDB)とジウマ大統領による労働者党(PT)政権に対する対立が、同党の下議たちが11日の下院本会議で、連邦政府が反対しているペトロブラスへの議会調査委員会(CPI)設置に賛成票を投じ、可決させたことでさらに悪化の様相を呈してきている。12日付伯字紙が報じている。

先週4日、PMDBのエドゥアルド・クーニャ下院リーダーが「PTとの連立を再考したい」と発言してから、PMDBとPTの連立危機の状態が続いている。それは知事選出馬に伴う連邦政府の閣僚交代に関し、PMDBが5~6人の大臣誕生を望んでいるのに、ジウマ大統領がそれに応じようとしないためだ。

10日、ジウマ大統領はエンリケ・アウヴェス下院議長をはじめとしたPMDBの代表者とブラジリアで会談し、6州の知事選でPMDBの知事と同盟を組むことを提案した。だが、この6州の中には、PMDBとPTとの関係悪化の元となったリオ州とセアラー州は含まれていない。

そして11日、PMDBの下議たちは、この日の下院で行なわれた、ペトロブラスに関するCPIの設置に向けた投票に賛成票を投じた。

これは、民主社会党(PSDB)をはじめとする野党側が、ペトロブラスと、同社にプラットホームを貸しているオランダのSBMオフショア社との間に賄賂の授受があったという疑惑解明を求めていたものだ。同CPIはオランダまで代表を送り込み、SBM社の贈賄疑惑に関する現地警察の調査に同伴させる。

ジウマ大統領はペトロブラスのイメージダウンを怖れ、CPI設置に反対していた。この日もアロイージオ・メルカダンテ官房長官が、PMDBがカーニバル前に連立与党7党で組んだ「ブロコン」と呼ばれる連邦政府反対派議員たちの説得にあたり、その結果、進歩党(PP)、社会秩序共和党(PROS)、民主労働党(PDT)の翻意には成功した。ミシェル・テメル副大統領もPMDB議員の説得にあたった。

だが、下院本会議での投票の結果、267対28の圧倒的大差でCPI設置案は可決された。その賛成票のうち158票が連立与党議員の票で、PMDBとブラジル労働党(PTB)、キリスト教社会党(PSC)、共和党(PR)が投じたものだ。PMDBの場合、この日の審議に参加した62人の下議のうち58人が賛成票を投じた。

この日、ジウマ大統領はチリでのミチェル・バチェレ大統領の就任式に参加し、ルーラ前大統領はイタリアに渡っていたため国内に不在だった。

PMDBのヴァルジール・ラウプ党首とPTのルイ・ファルコン党首はメルカダンテ官房長官をまじえ、今日、知事選での連立に関する具体的な交渉を行なうが、この11日の下院審議の結果を受け、PTの提案に変化があるかが注目される。

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