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さんしんの日に約3百人=民謡師範、上達を実感

ニッケイ新聞 2014年3月14日
琉球民謡保存会「ニセーター」の演奏

琉球民謡保存会「ニセーター」の演奏

沖縄芸能イベント『第9回さんしんの日』が2日、沖縄県人会館で開かれ、約300人が来場した。野村流音楽協会、野村流古典音楽保存会、琉球民謡協会、琉球民謡保存会の各ブラジル支部の共催。

首里城が大きく描かれた舞台で、古典、民謡、太鼓あわせて19演目が披露された。作田節など古典から、てんさぐぬの花、歌の泉やパラダイスうるま島などの民謡で踊りも披露、エイサー太鼓など幅広い演目で参加者たちを楽しませた。

琉球民謡保存会ブラジル支部米須正師範(62)は「古典も民謡も去年より上手くなっている。来年はもっと良いものにしたい」と、成功を喜んだ。

2階の休憩スペースでは、沖縄そばや焼きそばが楽しめ、沖縄の伝統料理も体験できると来場者に好評だった。

知念直義実行委員長(72)は、「今回はカーニバルの日程と重なってしまい苦労した点もあったが、多くの人が集まって親睦を深めることができた。ここが初舞台となる子もいるので大事にしていきたい」と語り、「来年は節目の10周年。若者の新しいアイデアをどんどん入れて、多くの人に楽しんでもらえるものにしたい」と次回への意気込みを見せた。