ニッケイ新聞 2014年3月21日
夫婦揃ってバイクでパラグアイを旅行中のブラジル人女性が18日、増水した川に流されて死亡した。
19日付G1サイトによると、犠牲者はリオ・グランデ・ド・スル州在住のロザンジェラ・シアヴォさん(56)で、パラグアイの首都アスンソンの郊外の大通りを走行中、大雨で増水した川の水でバイクが転倒。ご主人のアントニオ・カルロス・シアヴォさんは自力で脱出して助かったが、ロザンジェラさんは濁流にのまれ、あっという間に流された。ロザンジェラさんの遺体は約1キロ先で発見され、検視の後に遺族に引き渡される。
ロザンジェラさんは退職後、ご主人の休暇に合わせて長旅に出る事が多かった。今回はウルグアイからアルゼンチンのブエノスアイレスを経てアスンソンに到着したところで、この後はフォス・ド・イグアスを回って帰国するばかりだった。旅の間は雨に降られる事も多かった事と、アスンソンを経てフォスに向かう事などをフェイスブックに書き記したのが最後のメッセージとなってしまった。ロザンジェラさんの遺体は、パラグアイ当局の許可を待ってブラジル国に運ばれ、リオ・グランデ・ド・スル州ポルト・アレグレで火葬にふされる。(19日付G1サイトより)