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牛乳の薬品混入事件再発=サンパウロ州やパラナの市場に製品

ニッケイ新聞 2014年3月21日

南大河州検察局が14日、農家から回収した牛乳に水や尿素などを混ぜて水増ししていた運搬業者を摘発、薬品混入の可能性のある製品がサンパウロ州やパラナ州に出回っていると発表した。

今回の摘発で薬品混入が判明したのは、南大河州タペジャラのLBRラクテオス社が2月13、14日に加工した品で、サンパウロ州ではパルマラット銘柄で10万リットル、パラナ州ではリーデル銘柄で19万9千リットルが出回っているという。

14日の時点では具体的な製造番号などは発表されていないが、20日付エスタード紙は、ウォルマートがサンパウロ州とパラナ州の店頭から両銘柄の商品を回収すると発表した事を報じている。

LBR社は、ボン・ゴスト銘柄の商品で不正が行なわれていた事が判明した事がある。

なお、20日付G1サイトによると、リオ市消費者保護センターは20日、BRF社のエレジェ銘柄の低脂肪牛乳(デスナタード)が飲用不適とし、販売を禁じた。販売が禁止された商品の製造番号はCDSA16:533、CDNZ23:553、CDVP06:093で既に店頭からも回収され始めたという。

これに対し、BRFは「当社製品は厳格な検査の下で製造されており、品質に問題はないはず」との文書を発表した。