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岸川ロベルト氏に大十字章=剣道八段合格の功績称え

ニッケイ新聞 2014年3月25日

剣道家の岸川ロベルトさん(48、二世)=香港在住=が昨年11月、全日本剣道連盟による八段審査会に合格(2013年12月11日付詳報)したことで、ブラジル教育統合協会(救仁郷靖憲会長)からグランクルス(大十字)章が贈られた。

叙勲式が佐賀県人会館で先月27日に行われ、救仁郷会長ら関係者50人が出席。剣道界に多大な貢献をもたらすものと認められ、最高位の勲章が贈られた。

「5歳から始めた剣道だが、昇段は先生方の指導があってこそ。恩返しができた、義務を果たしたという思いにあふれている」という感謝状を弟子が代読、謙虚に喜びを表現した。

八段取得は日本人以外では初めてであることから、ブラジル・南米剣道連盟の玉置正顧問は「ブラジルのみならず、全世界の剣道界に八段への道を拓いた非常に高い功績だ」と賛辞を贈った。