ニッケイ新聞 2014年3月25日
JICAの実施する日系研修「地域活性化」コースの講演会「地域活性化の原点を探る」が6日、文協ビルで開催された。JICA、ブラジル日本文化福祉協会、サンカエターノ・ド・スル文協の共催。
講師は価値創造経営研究所(コンサルタント会社)代表の三木義男氏(69、福岡)。同氏はJICAが研修を委託している北九州国際技術協力協会で日系研修生に経営哲学などを教えてきた。初来伯の今回、参加した約80人に地域活性化の秘訣を伝えた。
「地域活性化はそれに拘る人財の能力で決まる。始めに人財育成を行い、次に地域の強みを発見、強化し地域活動へ組み込んでいく事が大事」とし、人財育成に有効な褒め方、地域の強みを活動に組み込んだ1村1品活動の事例紹介などを行った。
三木氏は「日系の方々の気持ちが伝わってきて涙が出るほど嬉しかった。貢献でき幸せ」と講演後に語った。