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ニッケイ新聞 2014年4月3日

 経費を巡り、サンミゲル・アルカンジョ市との交渉に苦戦する援協。公益福祉団体認定を維持するため政府とも交渉しているが、「せっかく積み上げたのに、法令が変わってまたやり直し。前に進まない」と毛利連副会長は嘆く。議員割り当て金がもらえると決まり書類を準備、入金をあてにして予算を組んでも「金が入って来ない」とか。多くの政治家のポケットにはいとも簡単に入るのに、医療には出し渋るというこの現状。金を巡る政府との交渉は、もはや根気比べか。

 ブラジルを知る会主催『東日本大震災復興支援バザー』が24日に開催された。今年の寄付先は『NPO法人キッズドア』。被災児童に対して心のケア事業など積極的な支援活動を行ってきた団体だ。渡辺由美子理事長はサイトで「子どもたちにとっては、『生きられるという』安心から、『自分の将来は?』という不安を抱える時期に移行しています」と活動への協力を求めている。個人寄付方法など詳しくは同サイトにて(kidsdoor-fukko.net)。

 開催回数400を優に超える「コロニアかるた会」。しかし実は取材に訪れたことがなく、時々編集部内でも「一体どんな会なのか…」との議論が持ち上がっていた。先日、イベント案内に本紙を訪れた橋浦行雄新代表に尋ねてみたところ、「最近若いブラジル人が増えてきて、上の句で取ってしまうので私らはかなわないよ」との返答が。参加人数10人程度と規模は小さいながら、しっかり非日系を取り込んで活動継続している様子。