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東西南北

ニッケイ新聞 2014年4月4日

サンパウロ市保健局が発表したところによると、今年の第1四半期における同市のデング熱の患者数は昨年同時期比で27%減ったが、患者の3分の1以上が集中している西部のジャグアレー地区とラッパ地区では患者数が急増しているという。第1四半期の患者数を昨年1年間の患者数と比較してみると、ジャグアレーでは昨年1年間の19人に対し約9倍の169人、ラッパでは9人に対し約5倍の98人の感染が確認されている。デング熱は水溜りが多いところで起こりやすいというが、奇しくも両地区は冠水の目立つ西部に位置している。なんらかの関係性はあるのか。なお、今年はまだ出血性デング熱などの重症例はないという。

今年1月に「登録できない」などの苦情が相次いだサンパウロ市の学生用ビレッテ・ウニコだが、SPトランス社によると、いまだに学生や親からの苦情が多く寄せられている。それによると「学生料金(1・5レアル)ではなく通常料金(3レアル)が徴収された」というものが大半のようだ。同社によると、現在は同券に関する問題はもはやなく、利用者の勘違いや登録の不備などが大半であるようだが、1度問題が発生すると利用者が疑心暗鬼になるのもわかる。

この日曜にサンパウロ州選手権決勝戦を控えるサントスが2日、マット・グロッソ州クイアバーでブラジル杯の試合を行なった。サンパウロ州選手権のために選手を温存したかったサントスは2軍選手を中心に組み、麻州選手権昨年の覇者ミストに対し0対0で引き分けた。全国選手権では4部所属の無名チームだが、2軍で通用するほど甘くはなかった。