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サンパウロ市=1日460台の携帯盗難=リオ州や国外にも流れる

ニッケイ新聞 2014年4月8日

サンパウロ市では1~3月に計4万1279台の携帯電話が盗まれ、同市内やリオ州、パラグアイなどで売り捌かれていると7日付G1サイトが報じた。

4万1279台の内訳は、強盗事件や引ったくりなどで奪われた物2万6656台、置き引きやスリの被害1万4623台で、両者を合わせた盗難事件は1日平均458・6件となる。これらの盗品は、市内セー広場周辺やクラコランジア等で叩き売られる。

こういった場所で売られる品の中には市外から持ち込まれるものもあるが、サンパウロ市での盗品の大半はクラコランジアやリオ州、パラグアイなどで売り捌かれる。盗品の携帯は需要も多く、部品のみまたはチップを入れ替えて売り捌かれる。

盗品は仕入先が不明で領収証もない。携帯電話は盗難被害のトップに上る商品で、盗まれた時は転売を防ぐため、携帯電話会社に電話番号と機体番号を知らせ、それ以上利用出来ないようにする事が勧められている。