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池森敏子さん、100歳祝う=親族ら参集=日本から孫も

ニッケイ新聞 2014年4月8日

2月4日に100歳を迎えた池森敏子さんの誕生日会が同月9日午後、ニッケイパラセホテルで行われた。日本から駆け付けた孫ら、親族を中心に約100人が集った。

大阪生まれ。16歳でサンパウロ州セッチ・バーラスに家族移住し、洋裁に励んだ。夫は広島県人会会長を務めた池森春三さん(故人)で、旧ブラジル公認日本語学校連合(日学連)の理事長も務め、日本語教育に寄与した。

長女の山内和子さんは、ロベルト・ノリオ学校の校長で、孫のルイス剛さんは力士として日本で活躍。学生横綱となり、ブラジルの日系人初の関取となった(四股名は隆濤)。

寄贈された化粧回しがブラジル移民史料館に展示されており、来館者の目を引く目玉の一つだ。

大勢のお祝いに驚いた様子の敏子さんは「私自身が何かしてきたわけじゃないのにね」と喜び、「体調は良いです。まだ長く生きていられそう」と微笑んだ。参加者らは敏子さんにお祝いの言葉をかけ、ともに昼食を楽しんだ。