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ピニャール飛翔太鼓が堂々五位!=ブラジル初出場の日本ジュニア大会で

ニッケイ新聞 2014年4月11日

帰国時、空港で集合写真(提供写真)

帰国時、空港で集合写真(提供写真)

「第10回全伯太鼓フェスティバル」のジュニア部門で優勝し、福島県郡山市で先月23日に開催された「第16回日本太鼓ジュニアコンクール」(日本太鼓財団主催)に参加したコロニアル・ピニャールの飛翔太鼓が、出場55チーム中、5位入賞と好成績を残した。

大会当日、地元ピニャールでは、早朝にも関わらず、モデル校に50人が集まり、飛翔の演奏を、インターネット放送で見ながらエールを送った。

10年ほど前、子どもたち太鼓をはじめた当時は太鼓がなくて、切り取ってきた竹を太鼓代わりに練習した。日本祭を開催して、太鼓を購入して、町をあげて飛翔を応援してきた。

昨年の全伯大会優勝後、グループ年長者が指導の中心となり、休日は練習に明け暮れた。故郷ピニャールに広がる果樹園をイメージし、みんなで考えて作ったというオリジナル曲「山裾」は、先祖への感謝の気持ちをこめた。

初めての訪日だったというメンバーの山田亨さん(16)は、「特別賞を待っていたので、5位入賞にはびっくり。この成果は僕たちが一生懸命頑張って練習してきた結果だったと思う。ブラジル代表として初めての成果だったので本当にうれしかった」と嬉しさを隠さない。

ブラジル太鼓協会の島田オルランド会長は、チームを称え、当地の太鼓の発展に尽力してきたJICAシニアボランティアの太鼓指導員、箕輪敏泰さんに感謝を表し、「今後も当地の太鼓の普及に努めたい」とコメントを寄せた。