ニッケイ新聞 2014年4月12日
在サンパウロ日本国総領事館(福嶌教輝総領事)が先月19日午後5時から、同館多目的ホールで「2014年国費留学生歓送会」を行った。学部5人、専修1人、研究13人の計19人の留学生が今月渡日し、1~5年間日本の大学で学ぶ。
佐野浩明首席領事や鈴木暁領事、サンパウロ総合大学(USP)の山根英太郎教授や元留学生らも出席し、留学生にエール送った。
USP日本語科卒のジュリア・トッフォリ・デ・オリビエラ・フラゴソ・セザールさん(28)は、「日本語学習者の評価法・ポートフォリア方式」研究のため一橋大学へ通う。
子供の頃から漫画などで日本文化に触れ、高校生の頃に「原本を読みたい」という思いから日語学習を始めた。2007年からは日伯文化連盟で日本語教師をつとめる。
今回で5回目の訪日。「より良い日本語学習の方法を研究したい。積極的に日本式の生活に溶け込み、長期滞在でしか知り得ない日本文化を吸収したい」と意気込んだ。
佐野主席は「今回の留学生は皆、学力も筆記や会話のレベルも高い」と賞賛し、「サンパウロから応募者が多いのは、日系社会への信頼が日本への期待に繋がっているから」と述べた。