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ニッケイ新聞 2014年4月17日

 石井千秋さんの名は、本当なら「せんしゅう」だったと『黒帯三代』(第二部1頁)に由来がある。父勇吉に赤紙が来て、1941年9月に南方へ出征した時、母が臨月で10月に生まれた。それを船上で知った父は、藤田東湖生正気詩の一節「秀でては、不二の嶽となり、巍々として千秋に聳ゆ」(日本に錘まった正大の気が、抜きんでては玲瓏富士山となって、大空高く悠久の昔から聳えている)からとったとある。泰緬鉄道450キロの建設後、俘虜生活など計5年間を経て復員したら《「ちあき」と呼ばれていた》とある。南米柔道界にアンデスのごとくそびえた石井さんだけに、細かいことは笑い飛ばす。ちなみに「爺さんから入れたら家族60段」とか。

本紙の担当者によれば、俳句や短歌、川柳などの文芸欄への投稿が最近は少なめだという。ぜひ地方で開催されている歌会や俳句会の優秀作品を、選んで送って欲しいとのこと。

エレクトロニック・アーツ社が、W杯を一足先に体験できる各種ゲームを開発した。24日に販売予定の「2014 FIFA World Cup Brazil」はプレイステーション3とエックスボックス360でプレイ可能。FIFA公式認可を受けたスマートフォン用アプリ「EA SPORTS 2014 FIFA WORLD CUP BRAZIL ワールドクラスサッカー」は、5月より配信が始まるとか。日本の最新技術を駆使した臨場感あふれる映像がサッカーファンの心をくすぐりそう。しかし、方やブラジルは工事遅延、方や日本ではバーチャルな世界で早くも試合進行中…。どちらが開催国なのやら。