ニッケイ新聞 2014年4月18日
現在予想されている2016年リオ五輪の総支出額は367億レに上っているが、開催までまだ増える可能性があると17日付フォーリャ紙が報じている。
この金額は、321億レだった2012年のロンドン五輪の支出を上回るものだ。政府は16日、市の都市開発としてのインフラ整備工事には241億レを投資することを発表している。
2016年五輪の開催地がリオに決定した2009年当時の予算は289億レで、そのうちの15%は民間資金の取り込みが想定されていた。エドアルド・パエス市長は、官民合同プロジェクト(PPP)を導入することで、公的資金の支出を抑えることができたと明言している。「オリンピック史上では初めて、競技に必要な設備建設に民間資金を取り込んだオリンピックとなる。ロンドン五輪は選手村も陸上競技場もみな公的資金で造られたが、リオ五輪では違う」。
なお、16日に発表された計画には治安対策への支出は含まれていなかった。