ニッケイ新聞 2014年4月23日
【既報関連】南大河州トレス・パッソス在住のベルナルド・ウグリオーネ・ボウドリーニ君(11)が14日に遺体で発見された件で、ベルナルド君は生き埋めにされた可能性もある事が判明したと22日付G1サイトなどが報じた。
同件担当のカロリーネ・ヴィルジニア・バンベルギ警部によると、警察に遺体の埋葬場所を教えたエデルヴァニア・ビルカノヴィク容疑者が、継母のグラシエリ・ウグリーニ容疑者が雑木林に掘っておいた穴に遺体を入れた時に同君の脈を見たが、既に死んでいたか否かは確信がないと供述したという。
ベルナルド君は巨額の遺産の相続者で金目当ての殺人の可能性もある。エデルヴァニア容疑者はグラシエリ容疑者から6千レアルを受け取って家の購入費の一部にあてており、警察が金の出所や父親がどの位絡んでいるかを捜査している。
エデルヴァニア容疑者は、ベルナルド君は薬を飲まされた後に薬物注射を受けた事、遺体を埋める際、グラシエリ容疑者が腐敗を早めるためソーダをまいた事、自分自身は遺体の上に石などをかけた事等を供述済みだ。
ベルナルド君の通っていた学校では22日から授業が再開。学校側は、生徒達の心のケアのためにナイトクラブ〃キス〃の火災事故の被害者達のケアに当たった専門家を招くなど、特別な配慮を行っている。他方、ベルナルド君の母方の祖母は体調を崩し、21日から入院加療中だという。