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不明の双発機の残骸発見=上空からは見えない茂みで

ニッケイ新聞 2014年4月25日

 【既報関連】3月18日午前11時40分にパラー州イタイトゥーバを発ち、午後1時20分に消息を絶った双発機の残骸が22日に空軍関係者によって確認されたと23日付各紙サイトや24日付伯字紙が報じた。

 残骸は最初、金採鉱者達によって発見され、22日午後、採鉱者達の案内を得た空軍関係者が徒歩で20キロの道のりを移動して、同機の残骸である事を確認した。現場は目的地のジャカレアカンガから徒歩20~30分の場所との記載もあるが、上空からは確認が難しい茂みの中で、事故機の機体は地面に半分埋まった状態だという。

 事故機に乗っていたのは先住民医療に当たる看護婦(ライリネ・サブリナ・ブリット・カンポス、ルシネイ・アギアル・デ・ソウザ、ライムンダ・ルシア・ダ・シウヴァ・コスタの3氏)と先住民医療特別局職員の自動車運転手アリ・リーマ氏、操縦士のルイズ・フェウトリン氏の5人で、各家族には22日に全員死亡と通達された。

 空軍関係者は今後も現地に残り、遺体の捜索や残骸回収等に当たると共に、事故の原因の調査を行う。