ニッケイ新聞 2014年4月25日
虚子忌俳句大会で緊張気味だった柿木幸江さんは見事18位に入賞。「もっと勉強しなくちゃいけなくなるじゃない」と照れながらも喜んだ。同氏は選者を務めた広瀬芳山さんらと俳句会「サビア会」として出場。今大会には同会から7人が出場し、3人が入賞を果たした。同会は毎月第3月曜の夜7時からサンパウロ市ベラ・ビスタ区にあるギャラリー「デコ」で句会を開いている。毎回10人ほどが集まり、ワインを飲みながら俳談に花を咲かせているそう。興味のある方は同会サイト(sabiakukai.jimdo.com)まで。
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新潟県人会が今週末に、フェイジョアーダ&もち祭りを開催する。その旨を事務局に確認したのだが、「あんまりたくさんの人が来ても困っちゃう」と少々遠慮気味の様子。人手不足、お客さんは多数が会員とあって、「足りない分が出てしまったら申し訳ない」というのが本音らしい。「年末には恒例餅つきがあるのでそちらでぜひ」とすすめているが、大好評のフェイジョアーダがほぼ会員向け販売なのは残念な気も。
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サンパウロ市にある旅行・人材派遣会社「仕事ドットコム」は現在、日系人と婚姻関係にある同性愛配偶者にも日本行きの滞在ビザを発給すべく、署名活動を実施中だ。同社はその種の同性愛者からビザ取得に関する相談を何度か受け、総領事館に問い合わせをしていたが、返答は「この件に関する日本政府の指針は未定なので発行できない」というものだった。当地では11年に同性愛者同士の事実上の婚姻関係が認められ、昨年は全国登記所に婚姻届受理が義務付けられた。これを受け、同派遣会社は再奮起したよう。日系人の同性愛配偶者の運命やいかに?