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バイア州の刑務所で暴動=生きたままの収監者に火

バイア州南部のエウナポリス市(サルバドール市から520キロ)の複合刑務所で28日に暴動が起き、マットレスに巻かれた収監者6人が、生きたまま焼かれて死亡、7人がケガをした。
刑確定前の収監者が入っている棟での暴動発生は午前9時半頃。身体検査の列に入っていた収監者らが、刑務所職員や作業を手伝っていた軍警に暴行を加えたのがきっかけで、軍警は催涙ガス弾を使用した。異変に気づいた刑務所職員らは収監者に部屋に入るよう命じたが、収監者側がそれを拒否。逆に職員や警官に襲い掛かった。
職員や警官がひるんだ隙に中庭を占拠した収監者は約300人。刑務所内には少なくとも60人の警官がいたが、このままでは収束不能と見た刑務所側は、ポルト・セグーロやテイシェイラ・デ・フレイタスといった近隣の市や大西洋岸森林地帯警備隊の警官の応援を求めた。
暴動が収まったのは夕方で、遺体で発見された6人は、構内でも最も安全とみなされていた区域に収監されていた。この区域にいたのは、少数派の犯罪組織のメンバーと強姦罪で捕まった犯罪者達だ。刑務所所長は、刑務所外での借りを返させるために暴動を利用した収監者がいたと判断し、調査を行っている。
エウナポリスの刑務所は2012年11月に開設されたばかりで、犠牲者が出る暴動は今回が初めて。刑務所側の発表によると、ケガをした7人は同市内の総合病院に入院しているが、命には別状がないという。(29日付フォーリャ紙より)