W杯開催期間中は約60万人の外国人観光客がブラジルを訪れると見込まれる中、FOHB(ブラジルホテル業者フォーラム)によれば、開催12都市全体で試合日とその前日に予約された部屋の数は4月末までに24万に達したという。最も多いのはリオで、以下、日本代表も試合を行うナタル、クイアバと続く。
リオ市では、決勝戦前日の12日から13日にかけての部屋は93%埋まっており、グループ予選と決勝トーナメントの一回戦、準々決勝の前日のホテル占有率も83%を超えている。
ナタルでは、ガーナ対米国戦がある16日の前日が85%埋まっている。ちなみに、これまで最もチケットを多く購入したのはブラジル人だが、その次はアメリカ人で、その数は12万5465枚になるという。
クイアバでは日本対コロンビア戦がある24日の前日、主なホテルチェーンの79%が既に埋まっている。
その一方で、サンパウロ、ポルトアレグレ、クリチバ、サルバドールではそれぞれ24%、62%、44%、57%と占有率は低く、まだ余裕のある状況のようだ。
FOHBにはブリストル、オットン、メリア、プラザなど国内にある25の主要ホテルチェーン、600の宿泊施設、9万7千の簡易宿泊所が加盟している。
開催12都市では、大会に向け、追加で5万9713分の部屋を用意する計画があるという。その内訳としては、3491部屋がペンション部屋の形態で、簡易宿泊所に3804部屋、賃貸用不動産に2万2478部屋、モーテルに2万9940部屋を用意するという計画になっている。
2011年に行われた国内の宿泊施設に関する調査では、国内の27州都で登録されている計747万9千施設のうち、70%が開催12都市やその都市圏に集中していることがわかっている。(30日付G1サイトより)