松島副大臣は好奇心が強い様で、案内者に積極的に質問を行っていた。日本館見学中には錦鯉の種類の違いを鯉に詳しい本橋県連会長に聞き、修好記念碑横に咲くツツジに興味を持つと、中島文協事務局長と供に花の蜜を吸っていた。その旺盛な好奇心を活かして新しい日伯関係を築いてほしい。
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日本力行会の機関紙『力行世界』1月号によれば、昨年10月にタイ国副首相一行が同会館を表敬訪問し、留学生の受け入れを感謝したという。現在居住中のタイ政府派遣留学生らが直接に案内し、彼らと懇談したという。「一時は100名近いタイからの留学生が居住していた」とあるから、延べ数はすごい数になるようだ。ブラジルからは毎年数名のようだが、アジアの留学生数は半端ではない。かつてたくさんの日本移民を送り出した同会は、いまも形を変えて国際交流拠点として活躍している。
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同性結婚や反性的差別を主張するため3、4日にサンパウロ市内で「ゲイパレード」が行われた。1997年に始まった同パレードも、今年で18回目。同性愛者や賛同者が多様な格好で地位向上を訴えた。また日本でも、「東京レインボープライド2014」という名の下、4月末にパレードが行われ、主催団体の発表では1万5千人が来場したが、サンパウロ市のパレードは軍警発表では例年より少なめの10万人を動員したそう。