アジア中心に、欧米諸国にも普及しつつあるという錦鯉。審査員として来伯した大町さんによれば、「米国はペット感覚、英国は品評会による表彰を重視」など、各国により捉え方に違いがあるという。中国では縁起物とされ、富豪のステータスとしてすっかり定着した模様。ブラジルは取り急ぎ、錦鯉の輸入制限緩和が目標か。
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フェイラAPASに設置された有機食品コーナーには、北東部の果物ウンブーのジャムや、ミナス、麻州等で採れるナッツ、バルー入りのビスケットなど珍しい品物も。同コーナーは連邦政府による有機食品の普及促進キャンペーン「O Brasil Organico e Sustentavel」の一環で、W杯期間中を中心に行われる。家族経営による小規模農家が生産した食品も政府の支援で商品化され、聖、ブラジリア、フォルタレーザなど開催都市のキオスク等で販売される予定とか。
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清酒蔵として1849年に創業した西山酒造場。清酒の名称「小鼓」は、俳句愛好者だった西山泊雲3代目社長と親交が深かった高浜虚子が命名したものとか。泊雲氏はホトトギスの俳人でもあった弟・野村泊月の影響で俳句を始め、明治36年に虚子と出会い、弟と並んで「丹波二泊」と称されるまでになったという。海外進出ですっかり国際色を帯びる「小鼓」だが、歴史を紐解くと更に味わい深くなりそう。
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