フェルナンド・ハダジサンパウロ市市長の12年市長選挙時の最大の公約のひとつでもあった、バスと地下鉄・都電(CPTM)の「ビレッテ・ウニコ・メンサル」が、昨年11月13日の利用開始から4月14日までの5カ月間で3万2845人にしか利用されていないことがわかった。これは市長がにらんでいた利用者数86万2千人のわずか4%にしか過ぎない。この定期券は、バス、もしくは電車のみだと1カ月で140レアル、共用型だと230レアルかかる。通勤や通学で週5日の往復利用だけだと、その設定値段以下の費用で済み、割高につく。まずは設定変更が必要では。
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大手スーパーのポン・デ・アスーカルとエストラは、サンパウロ市および大サンパウロ市圏内に24時間営業の店舗を持っていたが、深夜は売り上げが悪いため、4月28日以降、深夜の営業を停止した。各店舗の営業時間は共通ではなく、開店は朝6時か7時、閉店は午後11時か12時だという。なお、ソンダでは、サンベルナルド・ド・カンポ、サンパウロ市東部のタトゥアペー、同西部のアグア・ブランカの店舗が24時間営業を継続中だという。治安を良くしない限り、24時間営業は難しいか。
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11日の母の日を前にプレゼントを買いに行く人も多いが、サンパウロ市中央部の3月25日通りの店では、今年は青のターコイズ(トルコ石)のブレスレットに人気が集中しているそうだ。値段は安い中国製の9・90レアルのものから、トルコからの輸入品で150レアルするものまであるという。土曜日の客は40%増える見込みなので、行くなら週日に。