ブラジル日本民謡協会(塩野彰会長)が先月27日、『第47回日本民謡ブラジル大会』を開催した。聴衆約400人が集まり満員となった宮城県人会館で、出場者約150人が歌声を競った。
優勝経験のない「一般の部」と「優勝者の部」のほか、特に実績が著しい出場者による「名人位争奪戦」も行われた。また近年若手の参加が増えてきたことから、15歳までの少年少女の部「A」「B」が新設されたほか、青年部がアトラクションを披露するなど、若者の活躍が目立つ大会となった。
東京・両国国技館で今年10月に行われる、「平成26年度民謡民舞全国大会」に出場するブラジル代表者を選考するため、「優勝者の部」上位10人による「ブラジル支部代表者決定戦」が行われ、現会長の塩野彰さんが27代目の代表に輝いた。
塩野会長と佐藤元宏副会長は大会を振り返り、「26年間継続して日本へ代表者を送ってきた。第50回大会も迫っており、長い歴史を誇りに思う。地方から喜びの声も多く、今大会も成功に終わった」と喜んだ。
各部門の優勝者は以下の通り(敬称略)。壽年A=村井美栄子、同B=小山吾七、高年A=川野秀雄、同B=守屋君子、青壮年A=武井静子、同B=中島幸夫、少年少女A=寺本えり、同B=横山久美、優勝者の部A=浜本ふじえ、同B=市来輝子、同C=依田茂子、同D=大嶋裕一、名人位争奪戦=太田信子。