8日にバス運転手や車掌のストが行われ、大量のバス破壊も起きたリオ市で、13日にバスストが再発した。同市では教師や銀行警備員のスト等も起きており、W杯前まで混乱が続きそうだ。
13日付各紙サイトによると、今回のバスストは前回同様、一部の運転手や車掌が取り仕切っており、運行中のバスや車庫から出ようとしたバスの襲撃や運転手への脅迫なども起きている。
これを受け、SuperViaは所有する電車を全て稼働させて需要に対応。午前中の混雑は10時頃まで続き、午後4時からと見込まれる混雑に対応するため、主要駅の人員補強も行われた。
地下鉄もピーク時の特別体制開始時間を5時半に前倒しし、全車両を導入して対応。10時現在の利用者数は6日(火)より1万5千人多い。午前中に2増便発などの対策を講じたフェリーも、午前中の利用客は6日の165%増だった。
市西部の高速バスは通常の4割のみの運行で、投石を行おうとしたスト参加者が逮捕されたピンゴ・ダグア駅等、複数の駅が閉鎖されている。
バス会社はスト不参加の運転手らを迎えに行ったりしたが、バイクで近づいたスト参加者がバックミラーを壊し、銃で脅す、投石するなどの暴行に出たため、車庫に戻った運転手らもいる。
午後1時現在、バス運行率は18%で75台のバス破壊、スト参加者12人逮捕、同日の商店の損失予想は平日の収益の6割相当の2億5千万レ等の情報が流れている。
13日のリオ市では銀行警備員のストが19日目を迎え、安全確保のためATMのみ利用の店舗も見られる。州立校と市立校の教師は、週40時間の就労時間を30時間に短縮し、3分の1は教室外での作業とする事を要求して12日からスト入り。文化省傘下の博物館職員らも12日に無期限ストに入った。市庁舎前では13日朝、前日に13~15日のスト実施を決めた市役所の技術者の抗議行動も行われた。
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