W杯までちょうど1カ月の12日未明、ドイツにあるブラジル大使館が、覆面の4人組に攻撃されたと12、13日付伯字紙が報じた。
事件発生は午前1時頃で、4人は80個以上の石を投げつけて建物正面のガラスを破壊した。破壊行為は防犯カメラに記録されたが、警察が到着したのは犯人らが逃げ去った後だった。
12日午前11時頃、過激派左翼集団のサイトに犯行声明が公開された。ドイツ語で書かれた声明はW杯開催による過度の出費を批判する内容で、ブラジルで使われている「コッパは開催されない」というスローガンもみられた。
この抗議行動は、ドイツの週刊誌『デア・シュピーゲル』誌が10ページの特集を組み、W杯開催中に起こり得る抗議行動でブラジルが混乱する可能性を指摘し、注意を喚起する記事を掲載した週に起きている。
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