12日午前、サンパウロ市南部ソコーロ地区でバスのストが起き、市民14万人の足に被害が出た。今回のストは午前4時30分に組合員がグアラピランガ大通りをバスで封鎖したもので、その状態が5時間ほど続き、少なくとも224台、19線のバスが運行停止となった。この事態にSPトランス社が7線、86台の代替バスを運行させたが、道路封鎖などのため、バスも自家用車もうまく走行出来ず、バスの利用者の中には降りて歩いた人も多かった。混乱は午前いっぱいまで続いた。なおストは、組合側が求める時間外手当の要求を企業側が受け入れたことで解決したが、W杯までこうした交通ストには気をつけたいところ。
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ブラジル人の1年間の酒類の消費量が落ちている。2008~10年は1人あたり年間8・7リットルを消費しており、2003~05年の9・8リットルより減った。この量は世界平均の6・2リットルより多いが、それでもラテンアメリカ諸国では第5位だ。ブラジル人が飲む酒の60%はビールで、36%が醸造酒、4%がワイン。男性は13・6リットル、女性は4・2リットルを飲んでいるが、W杯開催中に酒の消費量は上がるか。
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サッカーのスペイン代表のデル・ボスケ監督は13日、W杯出場の23人に絞る前段階の30人を発表した。その中にはブラジルの二重国籍選手であるジエゴ・コスタの名もある。今期のジエゴは、所属のアトレチコ・マドリッドで得点を量産し、快進撃を続けているが、フェリポン監督には軽視され、スペイン代表を希望していた。23人の発表は6月2日だ。