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マニキュア師を拷問殺害=金盗まれた犯罪者が報復

 サンパウロ市周辺都市の一つであるバルエリー市で、4月24日から行方不明となっていたマニキュア師のアネ・ケリー・サントスさん(26)が、犯罪者らの手で拷問、殺害された事が判明し、11日にその遺体が回収された。
 警察によると、アネさんはジャクソン・ヌーネス・ペレイラ容疑者(21)の家で掃除等を行っていた。ペレイラ容疑者は、車やバイクを盗んで売り捌いたり、スロットマシンで金を儲けたりしていたが、その金が少しずつなくなっている事に気がついた。
 ペレイラ容疑者は、恋人のレナタ・フォンセッカ・ダ・シウヴァ容疑者と友人のヴァウミル・リーマ・デ・オリヴェイラ容疑者、それにアネさんの3人を疑ったが、一番怪しいと考えたのが、テレビ等、給与に似合わない高額の買い物をしていたアネさんだった。
 ペレイラ容疑者は疑問を解くために、3人を麻薬常習者らが集まる小屋に連れて行って問いただした。同容疑者は最初から盗人を殺すつもりで、小屋に出向いたという。
 アネさんは銃の台尻で一回殴られただけで自分がやったと白状したが、腹の収まらないペレイラ容疑者は、小屋にいた常習者の青年も取り込み、4人がかりでアネさんを拷問にかけた。警察によると拷問は3時間にわたり、容疑者達はその様子を録画したビデオから確認したという。
 拷問はフォークで片目をつぶす、アナさんの衣服に火をつける、銃で撃つ、足の親指を金槌で殴りつける、傷口に塩を投げかけるといった凄惨なもので、事件を担当する市警警部も目をそらすほどだったという。
 ペレイラ容疑者はアネさんが泣き叫ばない事で余計に腹を立て、アネさんを外に用意してあった穴まで引き摺っていき、葬ろうとした。レナタ容疑者はこの時、アネさんがまだ生きているのに気づいたが、4人の中の誰かがシャベルでアネさんを殴りつけた後、土をかけて埋めたという。
 警察はアネさんが生き埋めにされたか否かの鑑定結果が出る事を待っているが、アネさんには5人の子供がおり、拷問される間も「学校に子供を迎えに行ってもらうよう誰かに連絡して」と頼んでいたという。
 事件は最初、アネさんが食べ物を盗んで誘拐されたとされ、アネさんの隣人で、事件当日、アネさんに接したレナタ容疑者が指示したと考えられていた。ところが、アネさんが拷問されているビデオが9日に警察に届けられた事で犯人らの身元が割れ、逮捕されたペレイラ容疑者が金を盗んだ疑いでアネさんらを誘い出したと自供した。(13日付エスタード紙などより)

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