ジウマ政権=選挙直前に巨額の入札実施か=投資額は総計80億レ=国道工事100件目指す=旅客鉄道の再開発計画も
ジウマ政権が大統領選を数カ月後に控えたこの時期に、総延長距離6400キロ以上に及ぶ国道関連の工事の入札を400件行う意向だ。総投資額は80億レに及ぶ。これらの入札は道路新設や複線化、環状道路、橋、高架道、都市道など100件の道路工事の実施を見込むものだが、任期終了まで1年もない現在、政府は1日に1件以上を入札するということになる。13日付エスタード紙が報じた。
入札案件の大半は南部や南東部、北東部の州都とその周辺の人口の多い都市で行うもので、州や市との提携を必要としない連邦政府管轄の道路工事であるため、選挙中に事業が停滞しないよう、選挙前に大統領自身が入札の告示などを開始する可能性がある。
輸送インフラ局(Dnit)管轄では現在、100億レ規模の工事が進行中だ。同局の今年の予算は140億レ以上に上るが、その中の60億レが国道のメンテナンス、修復作業への予算に当てられている。
400件の新規入札の一部は各州の出先機関に権限が委譲され、選挙に出馬予定の州知事、上院下院議員候補といった地元政治家の影響力を強める可能性もある。しかし同局のジョルジ・フラシェ事務局長は「複雑な工事はDnit本部が扱う」と説明している。
今回のプロジェクトではレシフェやベロ・オリゾンテの環状道路建設、パライーバ州内やバイア/セルジッペ州境とリオ/サンパウロ州境の国道101号線の複線化、クイアバ~サンタレン間の国道163号線の舗装と複線化、サンタカタリーナ州内の国道101号線トンネル工事、ポルト・アレグレ大都市圏の道路改善、フロリアノポリスに繋がる高速自動車道の拡張、パラグアイとの国境部分のパラナ川の橋、トランスアマゾニカ高速道の十数の橋などが含まれている。
ジウマ大統領は12日、ミナス州ゴベルナドール・バラダーレスとベロ・オリゾンテ間を通る国道381号線の複線化に25億レを投資すると発表し、ミナス州知事選への労働者党(PT)候補と目されているフェルナンド・ピメンテル元開発商工相の隣で州政府を批判、ベロ・オリゾンテの環状道路の工事の遅れを指摘した。
また、国家陸路運送庁(ANTT)は専門家を集め、全国に存在する使用されていない鉄道を利用して旅客鉄道を再開発する可能性について検討しており、向こう6年の投資計画を立てている。
調査報告書は既に運輸省、都市省、企画省に提出された。再開発計画では、民間企業の投資を誘致するために内部収益率を10~15%にするように試算されている。
パイロット・プランには、パラナ州ロンドリーナ~マリンガ間(150キロ)やマラニョン州サンルイス~イタペクル間(115キロ)、南大河州カシアス・ド・スル~ベント・ゴンサルヴェス間(62キロ)の鉄道建設が検討されている。
このプロジェクトは、ジウマ大統領が再選された場合に発表される予定の経済活性化計画(PAC)第3弾の中に含まれる予定だ。