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大耳小耳

 容姿、話しぶり、行動力どこを取っても若さあふれる藤岡さんだけに、68歳という年齢には驚き。幾多の経験を積んだはずだが、感謝状伝達式でも「まだまだ未熟な私。言葉になりません」と喜び、実に謙虚な様子で謝辞を述べる姿が印象的だった。84年、米国映画『SFソードキル』で「現代の米国にタイムスリップした日本の侍」役を提示された藤岡さんは手元に届いた台本を見てビックリ。外国人が想像する「サムライ」は史実と全く異なるもの。本来の侍像を粘り強く説明し、映画の役を本物の侍に変えた。そんな藤岡さんだけに、外国で日々奮闘する移民の姿に共感ひとしおのようだ。
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 日系人による振り込め詐偽にあいそうになった一世の読者だが、非日系による同様の電話はすでに何度かあったという。子どもの友人を装って日系人に多い「パウロ」を名乗るなど、日本人を狙ったやり口だ。話し方の違いで容易に罠を見破った彼女に怒った電話の主は、「地獄に落ちるぞ」と脅し文句を吐いたとか。あらゆる手口があるようなので、皆さんくれぐれもご注意を!