埼玉県の大宮ロータリークラブ(RC)と日本プロサッカーのJリーグ1部に所属する大宮アルディージャが、使用済みのサッカーボールなどの練習用具を、サンパウロ市フレゲジーア・ド・オー区の少年サッカークラブに寄贈した。
サンパウロRCのフレゲジーア・デ・オー支部で3日、贈呈式が行われ、ボール30個、ゼッケン30着などが贈られた。児童、RC関係者ら約200人が出席し、今年で5回目となる寄付に笑顔を見せた。
大宮アルディージャ職員の黒田卓志(たかし)さんが、以前ロータリーの交換研修制度でブラジルを訪れ、貧しい児童の劣悪なサッカー環境を目の当りにしたことがきっかけ。リベルダーデRC名誉会員の阿部義光さんが橋渡しとなり、毎年寄贈している。
阿部さんは「恒例行事として定着でき大変喜ばしい。日本側の協力、理解をありがたく思う」と感謝した。