日系三世のジョナタンさんのほか、アフリカ中西部にあるブルキナファソ出身のサンホ・ラシィナさん(16)も高知FDにテスト生として所属する。彼らへの支援は、インターネットを介しての呼びかけもなされているようで、1口3千円からの6月15日まで。詳しくは協力資金呼びかけサイト「READY FOR」内の専用ページ(readyfor.jp/projects/fd)から。
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W杯、日本代表の第二戦開催都市ナタルに「ジャポン」という名のファヴェーラがあると当地テレビが紹介していた。市東部に位置する地区で、社会から見放されてしまったかのよう。衛生状態が悪く、今にも崩れ落ちそうな掘っ立て小屋が立ち並び、至る所にゴミが山積し、暴力事件が後を絶たないが、同地区には3万人が暮す。皮肉にも、東洋の「ジャポン」とは真逆の環境におかれていることからついた名称だったとか。「〃ジャポン〃と呼ばれた地区に住む私たちも応援団。ナタルでは日本代表が勝つよ」とこの地区で生まれ育ったトントラおじさんがコメントしていいた。
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夫の海外赴任に伴い、10年に渡伯したフリーキャスターの岡山裕子さんが、今月16日に『ブラジル、住んでみたらこんなとこでした! ようこそ! おいしい食と可愛い雑貨の国へ』(1500円、152ページ、清流出版)を刊行した。ブラジル人の生の姿や日系人の活躍、サッカー観戦ガイド、お勧めスポットなど、日本で知られざる当地の姿を豊富な写真と共に紹介している。女性目線で書かれたブラジル初心者向けの一冊はいかが。