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コロンビア=大統領戦は決戦投票へ=対立候補がわずかにリード
25日にコロンビアで大統領選挙が行なわれ、野党候補のオスカール・イヴァン・スルアガ氏が現職のフアン・マヌエル・サントス大統領をリードする形で6月15日の決選投票にもつれ込むことになった。26日付伯字紙が報じている。
一次投票をトップで通過したのは、野党・民主中道運動党のスルアガ氏で、得票率は29・25%だった。スルアガ氏はアルヴァロ・ウリベ・ヴェーレス元大統領(2002~10年)の政権で財務大臣をつとめた人物で、今回の選挙にもウリベ氏が作った民主中道運動党から出馬した。
与党の全国統一社会党から出馬したサントス大統領は、25・69%で2位に甘んじた。今回の選挙では、3位の保守党のマルタ・ルシア・ラミレス氏が15・52%、4位の極左派のクララ・ロペス氏が15・23%など、女性候補に多く票が入り、話題となった。だが、有権者の60%が票を投じておらず、投票率の低さも目立った。
今回の選挙の争点は、極左ゲリラのコロンビア革命軍(FARC)の対処にある。サントス政権はFARCと和平を結び、ゲリラ犯に恩赦を出すことも考慮しているが、スルアガ氏はFARCには強攻策を取ったウリベ氏の方針を継承し、「これ以上の刑の免除は許されない。犯罪者は刑務所に行くべきだ」と訴えている。
スルアガ氏はサントス政権はハッカーと国家機密を共有しているとし、ウリベ元大統領は、サントス大統領は今回の選挙に麻薬組織から200万ドルの献金を受けているとして非難している。
一方、サントス大統領は「私が敗れると、せっかく築いてきた隣国ベネズエラとの良好な関係が崩れてしまう」と訴えている。
6月15日に行なわれる決戦投票では、女性候補に投じた人の票が誰に流れるかが注目される。