6月12日から始まるサッカーW杯期間中、ブラジル代表チーム(セレソン)が利用する専用機のイラストが完成し、26日にお披露目された。
ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテ市コンフィンスのGol社の収納庫で仕上げられた専用機には、現在、ブラジルで最も人気のある双子のグラフィティライター、グスターヴォ&オターヴィオ・パンドウフォ両氏の絵が描かれている。
列車や壁面などに絵を描いた事は数え切れない二人だが、約1年前から飛行機に絵を描きたいとの思いが芽生え、Gol社を訪問した事で、セレソン専用機に絵を描く事が決まった。
このプロジェクトは、ブラジルカラーをふんだんに使い、ブラジルに住む人々を象徴するような絵を描いた飛行機が搭乗客や、雲の切れ間から飛行機を垣間見ている人々の前に現れたら、日常の一こまが変わるのではという遊び心から生まれたものだ。
パンドウフォ兄弟は、スペインから取り寄せたMTNと呼ばれる特殊なペンキのスプレーを1200本使用。本人達は1週間かけて作業を行った結果に大満足で、「予想以上の出来栄え」と喜んでいる。
大作を仕上げたパンドウフォ兄弟は今後、サンパウロ市に戻り、6月29日に開会式、7月1日から一般公開の作品展の準備に取り掛かる。展示会はバーラ・フンダのガウポン・フォルテス・ヴィラッサで開催され、30点の絵と3点の彫刻等が出展される予定だ。
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