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東西南北

 現在、教職員スト中のサンパウロ総合大学(USP)が、27日にイギリスのQS社が発表した毎年恒例の「世界大学ランキング」において、昨年は2位だったチリのカトリック大学にラ米1位の座を奪われた。同大学がラ米一の座から落ちたのは、同社がラ米地区での調査を開始した2011年以来はじめて。QS社によると「USPのポイントは昨年とほとんど変わっておらず、レベルが落ちたわけでは決してない」という。とは言え、やはり1位であることに越したことはないが。サンパウロ州ではカンピーナス総合大学(UNICAMP)が3位、パウリスタ州立総合大学(UNESP)が9位に入った。
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 米国ワシントンDCにある米州機構の本部の中庭にルーラ前大統領の銅像がお目見えした。そこには米州を代表する偉人の像が12人分飾られており、中には米国の奴隷解放宣言でおなじみのリンカーン大統領なども含まれているが、現存している人はルーラ氏のみとなる。ということで、かなり名誉なことであるのだが、その肝心な銅像がルーラ氏に似ているとはお世辞にも言いがたく、トレードマークのひげ面がパッと見て誰だかわかりにくい難点も。
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 連邦警察の発表によると、W杯参加32カ国の中で、その国出身者(一世)がブラジルに最も多く在住しているのはポルトガルで28万人とのことだが、2位には日本が9万人台でつけており、以下、イタリア、スペイン、アルゼンチンと続いている。また、FIFAの現時点の集計で、国外から最もチケットを買ったのは米国で、延べ約18万人だという。