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リオのCCBBでダリ展=作品など150点を展示

 リオデジャネイロ市のブラジル銀行文化センター(CCBB)で5月30日、スペインの画家サルバドール・ダリの作品展が始まった。
 1904年5月にスペインのカタルーニャ地方で生まれたダリは、少年時代から絵画に興味を持ち、1922年にマドリードの美術学校に入学。1925年にマドリードの画廊で最初の個展も開いている。
 1927年にパリに移り、後に妻となるガラ・エリュアールの兄弟のポール・エリュアールやピカソらと面識を得た。
 王立サンフェルナンド美術アカデミーでも学び、印象派などの影響も受けたが、最終的には、ピカソらのシュールレアリズムのグループに参加した。
 写実的な描法を用いながら、多重的なイメージを使った夢のような風景画などで知られるダリは、第2次世界大戦中は戦火を避けて米国に移住したが、1948年にスペインに帰国して制作活動を行った。
 1982年にガラが死去すると激しく落ち込み、1983年5月を最後に絵画制作を止めた。1989年1月に心不全で死去。84歳だった。
 リオでの展示会では、スペインや米国にある基金や美術館所蔵の絵画29点と線画や彫刻80点、ダリにまつわる各種の書類や写真など、計150点を公開し、1920年代から最後の作品までを展示。展示される品には、夢の部分をダリが描いたとされるアルフレッド・ヒッチコック監督の「白い恐怖」(1945年)などの映画作品も含まれている。
 リオCCBB事務局長のマルセロ・メンドンサ氏によると、同展は同センターの創設25周年の記念行事で、「ダリのような巨匠の作品や写真、書類などがこれほどの規模で展示される事は稀で来場者が満足する事は間違いない」という。
 同センターでは、W杯でリオを訪れる観光客も足を運ぶ事を期待。2006~07年に4カ月間開催され、90万6千人が訪れたブラジルを代表するバロックやロココ調の作家で彫刻家、建築家のアントニオ・フランシスコ・リスボアことアレイジャジーニョ(1730~1814)の展示会や、2012年に開催、1日9700人の入場者を記録したオランダ人画家(版画家)のマウリッツ・エッシャー(1898―1972)の展示会と同等またはそれ以上の盛況を願っている。
 この展示会はインスティトゥート・トミエ・オオタケがリオのCCBBの後援を得て開催したもので、リオCCBBでの展示は9月22日までで、その後の展示会はサンパウロのインスティトゥート・トミエ・オオタケで10~12月に開催される予定だ。(5月30日アジェンシア・ブラジルなどより)

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