ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 大豆生産=生産性高い南部の農家=全国平均を137%上回る

大豆生産=生産性高い南部の農家=全国平均を137%上回る

 3日付フォーリャ紙によると、世界各国の大豆農家にとり1ヘクタール当たり3千キロという収量は数年間続く壁だが、ブラジル大豆戦略委員会(Cesb)はこの壁を壊そうと呼びかけている。
 この挑戦に応え、2013/14農年に生産性1位となった南部の農家は、1ヘクタール当たり117俵(7020キロ)を収穫。この数字は全伯の平均収量を134%上回る。
 2008/09農年の生産性1位は82・8俵だが、2010/11農年は101俵、2011/12農年は109俵、その後も111俵と117俵と毎年向上。今年の地域別最高は南部117俵、中西部109俵、南東部100俵、北部/北東部92俵だった。
 Cesbのニウソン・カウダス理事によれば、生産性への挑戦は生産技術の向上とその具現化を意味し、Cesbではそれを周知させる事で全農家の生産性を高める事を目指しているという。
 生産性の向上には、地域にあった種の選択や肥料のやり方、生産システムのコントロールなど、様々な要因が関係しており、種や土壌の質、面積当たりの作付け量などを充分に考慮、観察しながら生産する必要がある。
 ブラジルは今農年中に4800万トンの大豆を輸出する見込みで、5~7年後の輸出見込みは6千万トン。世界の食糧確保のために果たす役割も年々大きくなっている。