ホーム | 日系社会ニュース | W杯=「日の丸で客席埋めたい」=国旗手袋5万枚を3会場で=レシフェ文協が応援品制作=梅田大使がJFAに協力要請

W杯=「日の丸で客席埋めたい」=国旗手袋5万枚を3会場で=レシフェ文協が応援品制作=梅田大使がJFAに協力要請

 サッカーW杯ブラジル大会で日本代表は14日、初戦コートジボワールをペルナンブコ州レシフェで迎える。日本チームを後押しすべく、レシフェで応援グッズ「日の丸手袋」が作成された。主導したのはレシフェ日本文化協会(伊与田明会長)の「W杯日本代表応援委員会」(ヴァルテル・クワエ委員長)。計5万枚(両手使用で2万5千組)の内、2万枚を自費と地元企業の協力で用意し、日本サッカー協会(JFA)の依頼で3万枚を追加作成した。レシフェ会場では3万枚を使用し、クイアバ、ナタルにも1万枚ずつ配送する。特製Tシャツも作成し、伊与田会長とクワエ委員長は「客席を日の丸で埋めたい」と意気込んでいる。

 文協会員らで構成するボランティア7人の中には非日系もおり、一緒に手作業で応援物品作成を進めてきた。薄い布に日の丸をあしらい、2枚をつなぎ合わせた小袋型の手袋。両手に付けて客席で手を振れば、日の丸が選手、テレビ視聴者の目にも届くだろう。
 クワエ委員長は「4月に梅田邦夫大使がレシフェを訪問した際、委員会の面々と顔を合わせた。そこでこの国旗手袋に感銘を受け、梅田大使がJFAへ『同じものをさらに3万枚作り、ナタル、クイアバに配布できるよう協力してもらえないか』と要請。JFAから正式に依頼が来て、我々は喜んで応じた」と経緯を説明。梅田大使はJFAで国際委員を務めており、日本サッカー界と当地の日系社会を繋ぐ役割を果たした。
 当日は試合会場以外に空港、最寄りの地下鉄、競技場行きシャトルバスの全出発地で配布し、日本代表の全面支援に奔走する。クワエ委員長は「50本の大きな旗も用意した。当日会場に持っていく。応援Tシャツも作った」と声援を送る準備は整った。デザイナーに発注した色鮮やかなTシャツは320枚用意され、製作費実費の25レアルで販売している。
 その他の支援として、「在レシフェ出張駐在官事務所と協力し、空港で無料のガイド冊子のようなものを配布する」という計画も。「さらに試合会場に行かない人たちで集まって日本食レストランで試合を観られるイベントや、邦人保護の緊急対策を取れるような体制も検討している」と活発な様子を明かした。
 伊与田会長も治安面には不安を抱えているようで「競技場から市街地は20キロほど離れており、試合終了は深夜0時前。緊急時に備え、在外公館は日本語対応可の医療チームの編成を準備しているよう。文協でも出来る限りお手伝いできれば」と協力を約束した。

2 comments


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  1. 6月10日から行きますよ。よろしくお願いします。

  2. 楽しみだけど、どこで配るんだろうか。。。
    早くゲットしたいな!!