【パラー州ベレン発】ベレン領事事務所(大岩玲首席領事)は、同館内叙勲者を祝う「日本政府春の叙勲祝賀会」を、6日午後7時よりパラー商工会議所の山田純一郎サロンで開催した。
受賞者は、汎アマゾニア日伯協会元会長の小野重善氏(76)。旭日双光章を受章した。同協会初の二世会長にして、協会役員初の日本政府による叙勲受章者となった。
先月15日、外務省での勲章伝達式の後、皇居で天皇陛下との拝謁の名誉に浴し、このほど帰国。このたびベレン領事事務所での祝賀会となった。
阪野真司領事の開会の辞に始まり、梅田邦夫駐ブラジル特命全権大使が祝辞を朗読。堤剛太・汎アマゾニア日伯協会顧問が「小野氏は日伯協会の経理担当理事、監事長を勤め、会長時代には協会の法的整備に尽くした。パラー高拓会々長、パラー福岡県人会長なども歴任し、日系社会の発展に寄与した功績は偉大だ」と功績を披露した。
小野氏は返礼の挨拶の中で、「天皇陛下より直接お声を賜り、こんなに嬉しかったことはありませんでした。受章できたのは皆さんのお陰です」と挨拶した。
生田勇次・同協会々長の音頭で乾杯後、アマゾニア日伯援護協会の八十島エジソン会長、神薗良夫・商議所第一副会長等が祝辞を述べ、懇談会に移った。最後に家族や参加者との記念撮影をして閉会した。(パラー州通信員 下小薗昭仁)