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ファンフェスタが大盛況=開幕戦の熱狂を各地で共有

 12日のワールドカップの開幕試合のブラジル対クロアチア戦を見るための「ファンフェスタ」が全国で開催され、いずれも超満員の賑わいを見せた。13日付伯字紙が報じている。
 サンパウロ市やリオなどでW杯開催への抗議行動が起きた一方、サッカー・ファンたちは開幕戦に熱狂した。開幕戦会場のイタケロン・スタジアムには6万1千人を超える大観衆が詰めかけ、ネイマールやオスカールがゴールを決めるたびに大歓声が起きた。会場以外の場所では、歓声と共に花火が鳴るなどして、国中が喜びを共有した。
 FIFAはこの日、多くの人と開幕戦の興奮を共有したい人のために開催都市で「ファンフェスタ」も開催した。そこに集まった人々は、大スクリーンを前に大歓声と共に試合を見守った。
 サンパウロ市では人気歌手のルアン・サンタナとチアギーニョのショーを伴う豪華なもので、会場の市中央部ヴァーレ・ド・アニャンガバウーには定員の3万5千人を超える人たちが集まった。
 またパラナ州クリチーバの会場でも1万人を超える人が集まり、入場者に配布するリストバンドはすべてなくなった。ここでのイベントには、メキシコやホンジュラスからの来訪者も目立ったという。
 マット・グロッソ州クイアバでは、チリ国境に近いこともあり、チリ代表の赤のユニフォームを着た人たちとブラジルのファンが半々の状態で開幕戦を見守ったという。
 リオでは定員2万人の会場に人が入りきれなくなり、コパカバーナ海岸部に大画面スクリーンを設置。そこに5千人もの人が集まった。
 そのほかブラジリアで4万人、南大河州ポルト・アレグレで9千人、バイア州サルバドールで1万5千人が集まった。大きな犯罪などの報告はないが、セアラー州フォルタレーザでは開幕セレモニーが映らないハプニングが起きたという。