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受賞者と日系議員ら
受賞者と日系議員ら

移民の日106周年記念式典=日系議員ら共催で400人が祝う=6人1団体を特別に表彰

 6月18日の「日本移民の日」を記念し、16日夜、サンパウロ市議会で「106周年記念式典」が盛大に開かれた。今年も日系議員らが力を合わせ共同開催した。日系社会に貢献した人物・団体が表彰され、日系諸団体の代表者をはじめ約400人が訪れ、先祖の苦労と恩恵に感謝した。
 今回の式典を企画したのは安部順二、大田慶子連邦2下議、西本エリオ、羽藤ジョージ2サンパウロ州議、野村アウレリオ、羽藤ジョルジ、大田正高3サンパウロ市議の日系7議員。両国歌斉唱の後、各議員が挨拶を行なった。
 「辛抱、おかげさま、協力など日本人の残した言葉は今のブラジルに必要なもの」(安部下議)、「106年の間に〃耕した〃ものを、若い人たちへ残さなければいけない」(大田下議)など、先祖への感謝はもとより日系人としての特質を子孫へ継承することを意識した言葉が並んだ。
 続いて表彰が行われ、巽ジョー、天野鉄人、田中オズワルド、エリザベート・フェレイラ・サトウ・レイ、間部ラファエル・ジュン、クゲ・ジョージ6氏と、生長の家からは浦準治ラ米教化総長が代表して各議員からプラッカを受け取った。
 列席した福嶌教輝在聖総領事は、「移民の方々に日本政府を代表して感謝」と祝辞を述べた後、8月に予定されている安倍総理来伯に触れ、「文協で歓迎会を開くことになると思う。日系社会の素晴らしさをぜひ伝えてほしい」と話した。