【レシフェ発=酒井大二郎記者】ナタル日本人会の特別委員会「ナタル日本人会W杯版」は、リオ・グランデ・ノルテ州ナタル市に宿をとる日本人観光客のために、スタジアム近隣のシャトルバス乗り場に直行する大型バスを手配、約40人のサポーターの足を確保した。
日本語ガイドとして同行した日本人会副会長、小林了(おさむ)さん(66、埼玉)は、活動への参加動機を「自分たちが移民としてブラジルで暮らす上で一番大変だったのは、言葉の問題。相手の言っていることが何もわからない、という怖さを知っているだけに、ほとんど言葉通じない中、ナタルに来てくれる日本人のために、何とか力になりたいと思った」と話した。
利用者の一人で東京在住の会社員、小林祐太さん(こばやしゆうた、28、群馬)は帰路、「レシフェは治安の問題が大きく報道されていたところだけに、まとまって安全に往復できる手段を用意してもらえたのは助かった」とほっとした様子を見せていた。
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