ホーム | ブラジル国内ニュース(アーカイブ) | 入場券持たぬ観客が乱入=マラカナンで2度目の不備

入場券持たぬ観客が乱入=マラカナンで2度目の不備

 18日午後4時からリオ市で開催されたスペイン対チリ戦は、自国チームを応援したいが入場券は持っていないというサポーターがマラカナン・スタジアムに乱入し、混乱をきたしたと同日付各紙サイトが報じた。
 チリ人サポーター約100人が会場のマラカナン・スタジアムに乱入したのは午後3時頃。無賃乱入者達は会場の周りの柵や壁の一部を壊し、駐車場に侵入。駐車場の仕切りの裏は報道センターになっており、駆けつけた私設警備員らが約90人を捕まえたが、一部の乱入者達は観客席に紛れ込み、逮捕を免れた。
 捕まった乱入者達は外部で捕まった人達と共に警察に引き渡されたが、マラカナンでは入場券を持たないサポーターが警備の目をかいくぐって会場に入る事件は、15日のアルゼンチン対ボスニア戦に続き2回目だ。前回の逮捕者は9人だったが、今回は約90人。追跡を免れようとして全速で逃げる乱入者とぶつかったりした観客5人が、腕の骨を折るなどの重軽傷を負った。