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23日のサンパウロ市の交通網は=イタケロンの試合にブラジル戦

 アレーナ・コリンチャンス(通称イタケロン)でチリ対オランダ戦がある上、ブラジル戦も開催される23日を休日にする法案をサンパウロ市議会が18日に拒否したため、ハダジ市長がロディージオ(ナンバープレート末尾番号による車の乗り入れ規制)を午前7時~午後8時に拡大適用と発表したと19日付字紙が報じた。
 午後4時からブラジル戦が行われた17日は半日勤務とした企業も多かったため、昼過ぎから始まった渋滞は午後3時には302キロに達した。
 23日のブラジル戦は午後5時からだが、サンパウロ市東部のイタケロンでは午後1時から試合があるため、周辺地域のラジアル・レステなどは朝7時から午後5時まで一般車両の通行禁止などの規制が実施される。
 ハダジ市長は23日を休日にする法案を提出していたが、市議会が商業部門への影響が大きいとして同法案を否決したため、ロディージオの時間延長案が採択された。
 ナージア・カンペオン副市長によれば、市当局は20日、銀行や建設業など、業種毎に会合を開き、23日は午後1時から3時までの間に従業員を帰らせるよう交渉している。副市長は企業主らに遠くから来ている従業員は早めに帰らせるなど段階的に帰宅させる事で、17日のような渋滞を招かないよう協力して欲しいと要請している。
 23日は、ロディージオの時間を延長すると共に、バス専用レーンを適用する時間も拡大。自家用車での外出は最低限とし、公共交通機関を使う事も推奨されている。