サンパウロ市保健局が19日、今年に入ってからのデング熱患者は1万1392人で、人口10万人当たりの患者数は101・2で初めて100を超えたと発表した。
ただ、前回発表以降確認された患者はそれ以前に感染していた人が大半で、患者発生は峠を越したようだ。昨年の同市の患者は2617人で死者も2人だったが、今年は子供1人、男性2人、女性5人が死亡。ここ2週間の死者12人も感染の有無を検査中だ。
患者発生率が特に高い緊急区域は、患者数が1430人に達し、10万人当たりの患者発生率2867・9のジャグアレやリオ・ペケーノ、ラッパ、ラパーゾ・タヴァーレス(西部)、ヴィラ・ジャクイ、イタケーラ、シダーデ・リーデル(東部)、トレメンベ、ピリトゥーバ(北部)、カンポ・リンポ、カッポン・レドンド(南部)の11区で、34区は警戒状態。患者発生が確認されていないのは96区中、マルシラックとソコーロの2区のみだ。