ルーラ元大統領は21日のPTの党大会に出席した際、サッカー伝統国のイングランドが予選で敗退したのを受け、「あの国はブラジルの良いグラウンドでの試合に慣れていなかったのだろう」と皮肉った。その一方、ベルギー代表主将のヴァンサン・コンパニは「マラカナン・スタジアムよりベルギーのグラウンドの方が良い」と発言した。その発言にブラジルサッカー・ファンは、「コンパニは普段イギリスで試合をしているくせに」「ベルギーに国内リーグってあるの?」「一週間後は敗退して帰国だ」とネット上で反論していた。W杯が進むにつれ、ブラジルの応援の熱気も上がって来ているか。
◎
21、22日に行なわれたF1オーストリアGPで、ブラジルのフェリペ・マッサは、2008年のブラジルGP以来、6年ぶりとなるポール・ポジションを獲得したが、最終的には優勝したニコ・ロスバーグ(ドイツ)などに敗れ、4位に終わり、「優勝できるチャンスだったのに」と悔しそうにレースを振り返った。だが、マッサがブラジル内でも注目されたのは久々のこと。これを機に上昇を期待したい。現在のマッサの年間ランキングは9位となっている。
◎
ブラジルにおけるフェミニスト活動の先駆者として知られるロゼ・マリー・ムラーノ氏が21日、入院先のリオのコパカバーナの病院で亡くなった。83歳だった。ムラーノ氏は70~80年代の同運動の第一人者で、フェミニズムに関するものを中心に44冊もの本を出版している。ムラーノ氏の死に際し、ジウマ大統領も追悼の意を表している。