日本がサッカーW杯でのグループ・リーグ敗退が決まった24日、ブラジルでのW杯の話題は隣国ウルグアイのエース・ストライカー、ルイス・スアレスが対イタリア戦で相手ディフェンダー、キエッリーニの左肩に行なった噛み付き事件で持ち切りとなった。スアレスは今年のイングランド・プレミアリーグの得点王だが、昨年の同リーグでも同様の行為を行ない、10試合の出場停止処分となっている。同選手は前回のW杯でも準々決勝の対ガーナ戦で試合終了間際に相手のシュートを手ではじきかえして即退場となったが、チームは準決勝に進出している。お騒がせ男の存在は面白いが、今大会の今後の出場は厳しいか。
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23日のブラジル戦の日はサンパウロ市民も驚くほど道路が閑散としていたことは25日付本紙でも伝えた。その際に交通緩和に貢献したことの一つはロジージオの強化だが、それに市が気を良くしたか、イタケロン・スタジアムで韓国対ベルギー戦が行なわれる今日26日も同様にロジージオが行なわれる。今回の乗り入れ規制の対象はナンバー・プレートの末尾番号7番と8番で、時間は通常より長い午前7時から午後8時まで行なわれる。
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25日午前9時40分頃、リオ郊外のコスタ・バロスで3歳の少年ルイス・フェリペちゃんが、銃弾を受け死亡した。この地区のファヴェーラではこの日、軍警と犯罪集団との間で銃撃戦が起きており、その際の銃弾が民家にまで入り込み、ルイスちゃんに当たってしまったのではないかと見られている。ルイスちゃんは救急病棟に運ばれたが、息絶えた。