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ヘンリー王子がブラジル訪問=サンパウロ市ではクラコランジアも

 英国のヘンリー王子が26日、サンパウロ市のクラコランジアを訪問、薬物依存者らとも交わり、写真にも納まったと27日付伯字紙が報じた。
 同王子は23日にブラジルに到着し、ブラジリアのサラーグループの病院を訪問後、ブラジル対カメルーン戦を観戦した。
 翌24日は、英国選手らが2016年のリオ五輪やパラリンピックに向けたトレーニングを行うミナス州ベロ・オリゾンテのミナス・テニス・クラブを訪問。水泳のセーザル・シエロ選手や柔道のルシアノ・コレア選手らのプレゼンテーションを観た後、英国対コスタリカ戦を観戦した。
 25日はサンパウロ州クバトンでのセーラ・ド・マルの社会・環境回復プログラムと大サンパウロ市圏ディアデマでの社会プロジェクトを見学。黄色と緑のシャツを着て子供達とサッカーを楽しんだ後は、サンパウロ市ピニェイロスでのエリザベス女王の誕生祝賀夕食会に参加した。
 サンパウロ市市役所の薬物依存者救済支援プロジェクト「ブラッソス・アベルトス(開放された腕)」を知るためのクラコランジア訪問は26日で、ハダジ市長らと共に徒歩で同地区を巡回した王子は、市警備隊の巡回用バスを見学後、麻薬常習者らの脇を抜けて市役所の設けたテントに入り、薬物依存者に仕事や宿泊場所を提供し、社会復帰を目指すプロジェクトの概要説明を受けた。
 別の建物では、ブラッソス・アベルトスに登録して清掃夫として働く薬物依存者と交流。麻薬を断って3カ月のイエダ・サントス・ダ・シウヴァさん(56)は「私の肩に手を置いて写真に納まり、挨拶もしてくれた。この事は生涯忘れない」と涙ながらに語った。
 建物の外では王子を見ようとする麻薬常用者や報道関係者がもみ合いとなる場面も見られたが、社会福祉士のミシェレ・ボスジェス氏は「王子の訪問は薬物依存者達への励ましとなったはず」と評価している。
 ヘンリー王子の公式訪問は26日でおわり、チリに向けて出発した。

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