6月28日の決勝トーナメント第1戦の対チリ戦を、PK戦でのジュリオ・セーザルの相次ぐ好セーブで辛くもものにしたブラジル代表。試合後は両国共に勝っても涙、負けても涙の大熱戦となったが、4日に行なわれる準々決勝の相手のコロンビアも、現在得点王の22歳の新鋭ハメス・ロドリゲスの台頭で充実し、勢いがあるため、容易ではない試合展開が予想される。加えてボランチのルイス・グスターヴォはイエローカード累積で次戦出場ができず、チリ戦で大腿を負傷したネイマールは回復次第で出場が微妙。他にもファンが不満を抱えている要素は少なくない。劇的勝利でこうした不安要素をどこまで転化できるか。
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そのブラジル対チリ戦をミネイロン・スタジアムで観戦していたリオ在住のジャイロ・ルエダ・デ・オリヴェイラ・ギマリャンエスさん(69)が、観戦中に心臓発作を起こし病院に運ばれたが死亡した。ジャイロさんは子供たちからの誕生日のプレゼントとして試合の3日前にこの試合のチケットをもらい、「夢がかなった」と涙を流して大喜びしていたという。だが、持病の心臓が試合の興奮に耐え切れず、PK戦を前にスタジアムを後にしたという。
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W杯もたけなわの6月30日、イタリアのACミランはカカーの退団を発表した。カカーはこの後、古巣であるサンパウロFCに復帰するとされている。契約期間は今年の12月31日までで、契約保有権は米国のクラブ、オーランド・シティにある。かつてバロンドールまで獲得したスーパースターの復帰は、サンパウロ市民にはうれしい。