山口ロータリークラブ(河野康志会長)が希望の家福祉協会(上村ジャイロ理事長)に米800キロを寄付するにあたり、24日に山口県人会館で寄贈式を行った。同県人会の要田武会長、伊藤紀美子事務局長、近江稔会計理事、希望の家の近澤マリーナ理事が出席し、地球の裏側からの支援を喜んだ。
同クラブのブラジルへの寄付活動は今年で20年目。希望の家には毎年10万円分の米を寄付しており、今年で10年目を迎えた。しかし、同一団体への寄付は10年を一区切りとする方針から、同施設への支援は今年で終了する見通しだ。
山積みにされた米袋を前に、近澤理事は「両団体には10年間本当にお世話になりました」としきりに感謝の言葉を述べた。米は、入居者73人の3カ月分の食事になる。
要田会長は「10年間、日伯の橋渡し役が出来たことは誇り」と感慨深げに語り、「日系コロニアの福祉団体はどこも支援を必要としている。日本からの協力者があれば、県人会は協力を惜しみません」と述べた。
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